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MARLENE sings NETTAI JAZZ

artist MARLENE

REPORT

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原田和典の公演初日リポート:マリーン sings 熱帯JAZZ



歌姫マリーンが、2年ぶりにブルーノート東京に登場しています。
しかも今回は、日本のトップをいくラテン・ジャズ・ビッグ・バンドとの共演です。ゴージャスです。トロピカルです。この日も、梅雨空を吹き飛ばすような爽快なパフォーマンスをたっぷり楽しませてくれました。

ぼくが本格的にジャズ〜フュージョンを聴き始めたのは1980年代のことです。当時は今以上に日本全国でジャズ・フェスティヴァルが盛んで、よくテレビやFMで放送されてもいました。その常連シンガーとして登場し、会場をひときわ熱狂させていたのがマリーンです。当時を過ごした音楽ファンは誰も、彼女の歌う「IT'S MAGIC」や「ZANZIBAR NIGHT」に心を惹かれたのではないでしょうか。

結婚後はしばらく活動を控えめにしていたとのことですが、2005年に久々の作品『ジャズ&アウト』を発表。今年4月には『マリーン sings 熱帯 JAZZ』をリリースしました。このアルバム、ジャズ・ヴォーカル・チャートで首位を独走しているそうです。おめでとうございます。

ライヴは「AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH」から始まりました。
マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルやダイアナ・ロス&テンプテーションズで有名な曲ですね。個人的には男女デュオの歌という印象が強いのですが、マリーンはこれをひとりで歌います。どんなに高い山も低い谷も広い川も私たちをさえぎることはできない、私の名前を呼んでくれたらすぐあなたのもとにかけつけるから・・・・という熱いラヴ・ソングを、ラテン風味満載のサウンドに乗って歌うマリーンは実に姉御肌で、とにかくかっこいい。レンジの広い表現力、歯切れ良い発音。カルロス菅野のパーカッションも小気味良くリズムを彩ります。これ1曲で梅雨のうっとうしさは、どこかに消えてしまいました。

ステージの前半はピックアップ・メンバーとのセッションでしたが(ラテン・ジャズ・バンド“GUANABARA”のメンバーだったスティーヴ・サックスが大活躍)、後半はビッグ・バンド全員がバンドスタンドに上がります。ぼくの席はバリトン・サックスやバス・トロンボーンに近かったので、重低音がガンガン響いてきて、これまたすっかり気持ちよくなってしまいました。マリーンのテンションも、さらにあがっているようです。おなじみの「IT'S MAGIC」で沸かせた後、「MAIS QUE NADA」はオーディエンスを巻き込んでのカーニバル状態。「SMILE」ではカルロス菅野とのヴォーカル・デュオも聴かせてくれました。

華やかなマリーンと、夏の日差しを感じさせる熱帯サウンド。出会うべくして出会った両者のセッションは、どこまでも歓喜にあふれています。
(原田 2009/6/5)


6/5 fri - 6/7 sun
MARLENE sings NETTAI JAZZ

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