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THE MANHATTAN TRANSFER

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REPORT

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いま午前1時半を少しまわったところです。
まだ、わくわくしています。からだが暖かいです。
超一流の、豪華で、洒脱な、極上のアメリカン・エンタテインメントを満喫してしまったなあ、という興奮と満足感がこみあげて止まりません。

マンハッタン・トランスファー。もちろん世界最高峰のコーラス・グループです。日本でもとても高い人気があります。
が、どういうわけか、ぼくは彼らのライヴに接する機会にこれまで恵まれなかったのでした。自分でも不思議ですが・・・・。
なので今日はなんだか、長いあいだ慕い続けてきた人にばったり会ってしまったような気持ちなのです。

ぼくがはじめてマントラを聴いたのがいつだったか、あいにく覚えていませんが、初めて“見た”のはテレビの中でした。
月曜日、午後8時から放映されていた「ザ・トップテン」という番組です。
ようするに売れている歌謡曲(当時はまだJポップという言葉はありませんでした)の上位10曲を、その歌手本人がナマで歌うという内容なのですが、この番組は一時期よく、海外のシンガーをゲストに招いていました。マントラが出たのは、デビュー間もない頃のワム!(ジョージ・マイケルがいた男性二人組)が出演した翌月か翌々月のことだったと思います。ウィスキーのテレビCMに使われていた「アメリカン・ポップ」という曲を、フリ付きで披露してくれたのでした。

マンハッタンというグループ名、アメリカンという曲名。まだ田舎の洟垂れ小僧だったぼくにとっての“USA”が、そこにありました。

それからもう25年が経ってしまいましたが、マントラは今も不動のメンバーのまま、鉄壁のハーモニーで楽しませてくれます。

演目については、もう、「満漢全席状態」とだけいっておきましょう。ノスタルジックなスイング・ナンバー、ブラジルもの、ブルース、ロックンロール、ヴォーカリーズ(ジャズメンのアドリブ・ソロに歌詞をつけて歌う)、メンバーのソロ・コーナー、そしてもちろんア・カペラも。見事なチームワーク、キラリと光るユーモアのセンス(MCがまた、うまいのですよねえ)、オーディエンスとの一体感・・・・心から敬意をこめて、“芸人ばんざい!”といわせていただきたいものです。

きくところによると、最新アルバムのリリースも間近いとか。マンハッタン・トランスファーの冒険旅行は、まだまだ続きます。

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