BUGGE 'n FRIENDS
featuring ERIK TRUFFAZ, ILHAN ERSAHIN & JOAQUIN "JOE" CLAUSSELL

ブッゲ&フレンズ
featuring エリック・トラファズ、イルハン・エルシャヒン&ホアキン“ジョー”クラウゼル

2013 6.22 sat. - 6.23 sun.

 

ノルウェーフューチャージャズの最重要人物を中心に
豪華メンバーが集結した注目のユニットがふたたび!

2012年春、衝撃の日本初登場。フューチャー・ジャズの、さらにその先の未来を体感させてくれたユニット“ブッゲ&フレンズ”が待望の再公演を行なう。リーダーのブッゲ・ヴェッセルトフトは数々のノルウェー・グラミー賞に輝く“フューチャー・ジャズのカリスマ”。10代の頃から天才キーボード奏者として名声を博し、ニルス・ペッター・モルヴェルやシゼル・アンドレセン等と共演。すべてのアルバムがベスト・セラーを記録し、近作『ソングス』も母国のヒット・チャートに9週間ランクインした。そんなブッゲと、スピリチュアル・ハウス・ブームの立役者であるホアキン・ジョー・クラウゼル、フランスを代表する先鋭派トランペッターのエリック・トラファズ、ワックス・ポエティックの中心人物でもあるサックス奏者イルハン・エルシャヒン等の刺激的なセッション。このステージを、斬新な音楽世界を求めるすべてのファンに捧げたい。
 
昨年のライヴ・レポートとメンバーのバイオグラフィはこちら

公演詳細情報

TITLE

BUGGE 'n FRIENDS
featuring ERIK TRUFFAZ, ILHAN ERSAHIN & JOAQUIN "JOE" CLAUSSELL

ブッゲ&フレンズ
featuring エリック・トラファズ、イルハン・エルシャヒン&ホアキン“ジョー”クラウゼル

DATE & SHOWTIMES

2013 6.22 sat. - 6.23 sun.

[1st]Open3:45pm Start5:00pm [2nd]Open7:00pm Start8:00pm

MEMBER

Bugge Wesseltoft(p,key)

ブッゲ・ヴェッセルトフト(ピアノ、キーボード)

Erik Truffaz(tp)

エリック・トラファズ(トランペット)

Ilhan Ersahin(sax)

イルハン・エルシャヒン(サックス)

Joaquin "Joe" Claussell(beats)

ホアキン“ジョー”クラウゼル(ビーツ)

Dan Berglund(b)

ダン・ベルグルンド(ベース)

Erik Holm(per)

エリック・ホルム(パーカッション)

Andreas Bye(ds)

アンドレアス・ビー(ドラムス)

 

後援:ノルウェー王国大使館
後援:ノルウェー王国大使館

MUSIC CHARGE

¥7,500(税込)

 

※2013年5月10日より座席のレイアウトを変更いたします。
詳細はFLOOR LAYOUTをご確認ください

ARTIST COCKTAIL

カクテル名
BUGGE

エストラゴンを漬け込んだ特製ウォッカにアップルリキュール、生姜シロップを加えジンジャーエールでUpしました。斬新で刺激的な彼らのセッションからイメージした一杯を是非お楽しみください。

ARTIST’S INFORMATION

DISCOGRAPHY

ブッゲ・ヴェッセルトフト
『ソングス』
(ユニバーサル ミュージック)

HMV

Songs - Bugge Wesseltoft

ブッゲ・ヴェッセルトフト&ヘンリク・シュワルツ
『デュオ』
(ユニバーサル ミュージック)

HMV

Wesseltoft Schwarz Duo - Bugge Wesseltoft & Henrik Schwarz

エリック・トラファズ・カルテット
『El Tiempo De La Revolucion』
(Blue Note Records)

HMV

 

イルハン・エルシャヒン
『Istanbul Sessions with Erik Truffaz』
(Nublu Records)

 

OFFICIAL SITE

Bugge Wesseltoft

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Erik Truffaz

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Ilhan Ersahin

FACEBOOK MYSPACE

Joaquin "Joe" Claussell

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[ LIVE REPORT - APRIL 2012 ]
ブッゲの世界感で満ちあふれた “自由”なライヴ

 ノルウェー発のフューチャー・ジャズを牽引し、エレクトロニクスによるジャズの新しい道を開いたブッゲ・ヴェッセルトフト。彼の新機軸であるバンド、ブッゲ&フレンズの昨年の来日公演は、自身のジャズの視野をさらに広げつつあることを思わせた。
 メンバーは、トランペットのエリック・トラファズ(フランス出身)、テナー・サックスのイルハン・エルシャビン(スエーデン出身、トルコ育ち)、 DJとパーカッションのホアキン・ジョー・クラウゼル(プエルトリコ出身ブルックリン育ち)らに、日本人プレイヤーが加わった多国籍な顔ぶれによる6人。ブッゲについては、デビュー当時からのファンを自認する私だが、迂闊にもライヴには何ら事前のチェックをすることなく行ってしまったのだった。
 フタを開ければ、なんと楽しいライヴであったことか!彼についてはこれまでエレクトロニクスを多用し、ストイックに自身の音楽を追求してきた印象を持っていたが、ステージで繰り広げられたのは、各プレイヤーが互いの演奏からインスピレーションを広げる自由奔放な演奏だった。ビートはファンクを経由したクラブビート。ファンクとはいえ汗が飛び散るような熱気ではなく、どこか洗練の美を感じさせるところが、彼らしい。今、思い出してみるとこのバンドの演奏は、多人数のバンド演奏によくある混沌としたエネルギーの高揚感よりも、各楽器の音色をクリアーに聴かせるクールな演奏であったとも思う。
 主軸になっているのはもちろん、ブッゲのキーボード。エレクトロニクス系の演奏家ではあっても彼の演奏には身体から湧き出るようなグルーヴがあり、時にはファンキーでもある。このグルーヴが、演奏全体にうねりを与え、ひとつにしていたと思う。トランペット、サックスのプレイヤーたちの力量もしたたかで、アメリカの演奏家たちとはひと味違った個性を感じた。
 それぞれが異なる音楽の言語を持つ彼らと演奏することで、時代の流れとともに進展してきたジャズの新たな形を包括し、ブッゲは次への可能性を見いだそうとしているのではないか。昨年のライヴは彼の次の道標を感じさせるライヴでもあった。終わり近く、ブッゲのプロデュースでアルバムをリリースした日本人シンガーのAKIKOが登場。清涼感のある歌声を披露して花を添えた。
 2013年6月にブッゲ&フレンズは再び来日を果たす。今回はスエーデンのジャズ・バンド、e.s.t.のベーシスト、ダン・ベルグルンドが参加。世界的に評価の高いe.s.t.の要である彼の参加は、ブッゲ&フレンズの演奏に新たな成果をもたらすに違いない。実のところ私にとってブッゲ&フレンズの来日公演はこの夏の大きな楽しみのひとつなのである。


筆者プロフィール:中安亜都子

音楽フリーランス・ライター。ジャズ、ロック、ポップス、クラシックとジャンルにこだわらず何でも聴く雑食系音楽愛好家。新しい音楽表現に出会えることが人生最高の喜び。座右の銘は森羅万象。


 


[ BIOGRAPHY ]
新世代トリオの最高峰<e.s.t.>よりダン・ベルグルンドも参加!

ブッゲ・ヴェッセルトフト(ピアノ、キーボード)
ノルウェー生まれ。90年代にクラブ・シーンにも影響を受け、打ち込みを取り入れた新しいジャズを模索するレーベル“ジャズランド”を立ち上げる。抒情的且つ尖鋭さも持ち合わせ、フューチャー・ジャズの重要人物とされる。


エリック・トラファズ(トランペット)
フランス出身のトランペット奏者。マイルス・デイヴィスに影響を受け、エフェクターを使用した奏法もエリック・トラファズならでは。ライヴでの即興がスリリングで、独特な世界感に期待を寄せるファンが多い。


イルハン・エルシャヒン(サックス)
ノラ・ジョーンズが爆発的ヒットを飛ばす以前に参加していたクラブジャズ系のプロジェクトwax poeticの中心メンバー。スウェーデン生まれ、トルコ育ち。現在はニューヨークで活動する。


ホアキン“ジョー”クラウゼル(ビーツ)
DJ/プロデューサー。ディープ・ハウスの大御所であり、ジャズやアフリカ音楽を融合させ表現するスピリチュアル・ハウスの先駆者。生楽器も効果的に配したサウンド・メイキングでも高い評価を得ている。


ダン・ベルグルンド(ベース)
高度なテクニックで、クラシック音楽やロックの要素も感じさせ新しいジャズを追求するスウェーデンのトリオ<E.S.T.>のメンバーでもある。コントラバスを自在に操り、エフェクトを取り入れたプレイスタイル。

 

 

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