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「やさしく歌って」、「愛は面影の中に」、ダニー・ハサウェイとの「きみの友だち」、ピーボ・ブライソンとの「愛のセレブレーション」など数多くの大ヒット曲を誇るスーパー・スター、ロバータ・フラック。’70年代のニュー・ソウル・シーンを牽引し、近年はオーガニック・ソウルの草分けとしても再評価されている彼女が世界的にも希少なクラブ・ギグを行なう。’69年にアルバム・デビューし、‘73年と’74年には連続でグラミー賞を獲得。心に訴えるソウルフルな歌声、しなやかなサウンド作り、華やかな存在感で幅広い音楽ファンを魅了しつづけている。今回のステージでも、いっそう熟成を重ねた歌声で、数々の名曲を届けてくれるはずだ。
●1940年2月10日、ノース・カロライナ州ブラック・マウンテン生まれ。父親がピアニスト、母親がオルガン奏者という音楽的に恵まれた家庭に育ち、4歳でピアノを弾き始めた。9歳でワシントンD.C.に転居し本格的にクラシック・ピアノを学び、地元で行なわれたピアノ・コンテストで次点に。生まれ持った秀才で15歳にしてハワード大学に入り、ジャズも研究。18歳で学士号を獲得している。父親の逝去で7年間教職に就くほか、レストランなどでピアノを弾くが、’68年夏、ワシントンD.C.の慈善コンサートでの演奏がレス・マッキャンに認められ、アトランティック・レコードと契約するチャンスをつかんだ。’69年にデビュー・アルバム『ファースト・テイク』を発表すると、その中の〈愛は面影の中に〉が全米ポップ・チャートのナンバー・ワンに。次に『第2章』と『クワイエット・ファイア』で人気を押し上げた後、ダニー・ハサウェイとデュエットした『ロバータ・フラック&ダニー・ハサウェイ』を’72年にリリース。アルバムが第15回グラミーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に輝くほか、収録曲の〈恋人は何処に〉が「最優秀ポップ・ヴォーカル賞」も獲得。さらに翌’73年には、『やさしく歌って』で再び「レコード・オブ・ザ・イヤー」を含むグラミーをダブル受賞。続く『愛のためいき』も大ヒットさせるなど、ソウルやブラック・ミュージック界にとどまらない、スケールの大きな女性歌手として世界的人気者になった。これら初期のレコーディングでは、ロン・カーター、エリック・ゲイル、チャック・レイニーらを起用。’75年の初来日公演にも、ゲイルのほかアンソニー・ジャクソンやラルフ・マクドナルドらを連れてきたことで、ジャズ・ファンの関心も集めた。’80年代に入ると、ダニー・ハサウェイに代わってピーボ・ブライソンとのデュエットによる『ライヴ・&モア』がヒット。’88年の『オアシス』のタイトル・ソングもR&Bチャートのトッパーに。これに前後した’85年と’89年には、日本のジャズ・フェスティヴァル「ライヴ・アンダー・ザ・スカイ」に出演してスタイリッシュな魅力を輝かせている。’90年以降現在まで、アルバムの数はなお少なくなるものの、’94年にアトランティック・レコード在籍25年を記念した『ロバータ』をリリース。当店公演のほか日本のクラブへの出演やコンサート・ツアーで、ヒット・ソングの数々を歌い上げてきた。最新作はクリスマス・アルバムの『Holiday』(RSJ Records/海外盤)。最近の話題作には、高橋真理子の代表曲を英詞で歌った『フレンズ〜ロバータ・フラック・シングス・マリコタカハシ』(ビクターエンタテインメント)もある。’05年秋に、ニューヨークのブロンクスに「ロバータ・フラック・スクール・オブ・ミュージック」を開校、才能あふれる若手の育成にも心を傾けている。目下、ジョン・レノン&ポール・マッカートニー・ソングブックと、「Real Artist Symposium」プロジェクトによるアルバムを制作中。ブルーノート東京に出演するのは、’09年7年以来約1年ぶり。オフィシャル・サイトは「http://robertaflack.com/」。
ROBERTA FLACK
ロバータ・フラック
2010 9.2thu.-9.3fri.
[1st] Open5:30p.m. Start7:00p.m.
[2nd] Open8:45p.m. Start9:30p.m.
Roberta Flack(vo,p)
ロバータ・フラック(ヴォーカル、ピアノ)
Arturo Tappin(sax,flute)
アルチューロ・タッピン(サックス、フルート)
Shelton Becton(key,musical director)
シェルトン・ベクトン(キーボード、ミュージカル・ディレクター)
Dean Brown(g)
ディーン・ブラウン(ギター)
Nicholas Brancker(b)
ニコラス・ブランカー(ベース)
Che Marshall(ds)
チェ・マーシャル(ドラムス)
Derick Hughes(back vo)
デリック・ヒューズ(バック・ヴォーカル)
Nova Nelson(back vo)
ノヴァ・ネルソン(バック・ヴォーカル)
Mellisa Larochelle(back vo)
メリッサ・ラロシェル(バック・ヴォーカル)
¥12,600(税込)


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「やさしく歌って(Killing Me Softly With His Song)」、「愛のためいき(Feel Like Makin' Love)」、「私の気持ち(The Closer I Get To You)」、「愛のセレブレーション(Tonight I Celebrate My Love)」等、数多くのビッグ・ヒットで知られる“ニュー・ソウルの女王”、“ソフト・ソウルのカリスマ”、ロバータ・フラック。今もなおソウル・ミュージック〜R&Bの可能性を広げつづける彼女がこの9月に来日、再度、世界的に希少なクラブ出演を行なうことが決定した。しっとりと歌い上げるバラードと、ファンキーなナンバーを絶妙に織り交ぜた選曲は、ロバータならではのもの。観客とのコミュニケーションを大切にしたサービス精神いっぱいのステージで、どんな音楽ファンにも満足を与えることだろう。もちろん定番の名曲もたっぷり披露される予定。透き通るような声はそのままに、さらに熟成を重ねたロバータが歌う“今の”「やさしく歌って」を、クラブならではの親密な雰囲気の中で味わうチャンスだ。
ロバータはノース・カロライナ州で生まれ、ヴァージニア州で育った。父がピアニスト、母がオルガン奏者ということもあり、9歳からピアノを始め、わずか15歳でワシントンDCの名門ハワード大学に進学。少女時代によく聴いたアーティストにマへリア・ジャクソンとサム・クックの名を挙げている。19歳で大学を卒業し、その後は音楽教師をしながら演奏活動を続けた。
ある慈善コンサートに出演中、ジャズ・ピアニスト/シンガーのレス・マッキャンの目にとまり、'69年にアトランティック・レコードからシングル「Compared to What」、アルバム『First Take』でデビュー。しばらくは大きなヒットに恵まれなかったが、'71年にはダニー・ハサウェイ(レイラ・ハサウェイの父)とのデュエット「You've Got a Friend」がR&Bチャートの8位まで上昇。同年、『First Take』の収録曲である「愛は面影の中に(The First Time Ever I Saw Your Face)」がクリント・イーストウッドの映画『恐怖のメロディ』に使われて大きな話題を呼び、シングル・カットしたところ全米1位に輝いた。またこの曲は'73年度のグラミー賞でレコード・オブ・ザ・イヤー(最優秀レコード賞)を獲得している。
やはり'73年には「やさしく歌って」が5週間にわたってヒット・チャートの首位を独走。'74年度のグラミー賞では最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀女性ポップ・ヴォーカル賞を獲得した。最優秀レコード賞を2年連続で受けたアーティストはロバータとU2だけであるという。その後も数々のナンバーでファンを魅了し続け、'74年夏リリースのシングル「愛のためいき」は総合チャート、R&Bチャート、アダルト・コンテンポラリー・チャートのすべてでトップに輝く。マリーナ・ショウがこの曲をアルバム『フー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ』でカヴァーしたのは、同年末のことだ。
'83年にはピーボ・ブライソンとのデュエット「愛のセレブレーション」がメガ・ヒットを記録。'84年に発表した渡辺貞夫とのコラボレーション曲「If I'm Still Around Tomorrow」、'91年にマキシ・プリーストとリリースした「Set the Night to Music」も話題を集めた。'99年にはハリウッドのウォーク・オブ・フェイム(名誉の舗道)に名を刻んでいる。近年はRFS(ロバータ・フラック・スクール・オブ・ミュージック)を設立する等、教育者としても積極的に活躍。世界中をツアーしながら、音楽の尊さ、素晴らしさをあらゆる世代に伝えている。
前回の公演ではプログラムの前半をマイケル・ジャクソン・トリビュートにあて、「ユー・アー・ノット・アローン」等を聴かせてくれたロバータ。彼女は少年時代のマイケルとテレビ番組で共演したことがあり、'80年代にはマイケルのショート・フィルム「BAD」に声だけながら出演を果たしている。マイケルの思い出を語りながらのステージは、クラブ中を感動で包み込んだ。いったい今年はどんなプログラムで魅了してくれるのだろう。かつてロン・カーター、ラルフ・マクドナルド、グラディ・テイト、アイドリス・ムハマッド等と共演、常にハイレベルなミュージシャンを揃えることにも定評のある彼女だけに、バンド・メンバーの充実したプレイにも注目したいところだ。
真のスーパースター、ロバータ・フラック。現在の彼女だからこそ提供することのできる大人のエンタテインメントを、手の届くような距離で堪能したい。


![Back Together Again (Edit Version) [Featuring Donny Hathaway] - The Very Best of Roberta Flack](http://ax.phobos.apple.com.edgesuite.net/images/web/linkmaker/badge_itunes-sm.gif)
