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世界各国で活躍するスムース・ジャズ界のトップランナー、松居慶子がブルーノート東京に登場する。5歳からピアノを始め、高校在学中に音楽活動を開始。’87年に全米ソロ・デビューを果たし、ジミー・スミスやマイルス・デイヴィスのコンサートにスペシャル・ゲストとして出演。パティ・オースティン、チャカ・カーンらとコンサートを行い、’96年にはソウル・トレイン・ミュージック・アワードのジャズ部門に日本人として初ノミネート。2001年に行なわれたボブ・ジェームスとの共演ツアーも大きな反響を呼んだ。そんな彼女の、待ちに待ったクラブ公演。きらめくようなピアノ・タッチ、スケールの大きなメロディ・ラインを目の前で体感したい。
●東京生まれ。5歳でクラシック・ピアノを始めた。高校生で映画音楽を作曲するなど才能に恵まれ、国内での演奏を経て’86年に渡米。自費制作したファースト・アルバムが、ビルボード(BB)紙コンテンポラリー・ジャズ・チャートの20位に入り、邦人女性キーボード奏者では類を見ない鮮やかなスタートを切った。大手MCAから2枚のアルバムを出すと、続く’92年の『Night Waltz』がBBチャートのトップ10入り。全米オール・スター・ツアーでジェイムス・イングラム、パティ・オースティン、チャカ・カーンらと全米で公演する他、全国ネットの人気TV番組に客演。年間50本にもなる精力的なライヴも奏功し、『Dream Walk』は、ラジオチャート1位、BBチャートの3位、CDセールスは米国のみで100万枚超に。’96年は、邦人音楽家として初めて「ソウルトレイン・ミュージック・アワード」の候補となり、大手衣料GAPがモデルに抜擢。日米のテレビが特集を組むなど大騒ぎの中、「スムース・ジャズ賞」で「最優秀女性アーティスト賞」も年連続獲得。ボブ・ジェイムスとのデュオ・ツアーを経た’01年は、壮大なスケールの『Deep Blue』を発表。これが日本人の作品では初めて、BBコンテンポラリー・ジャズ・チャートのトップに駆け上がり、音楽ジャーナリズムにとどまらない讃辞に包まれた。それが証拠に、’02年は小泉首相主催のブッシュ大統領歓迎レセプションに参席、’03年のアルバム『Wildflower』のタイトル曲が、国連世界食糧計画のアフリカ飢餓撲滅支援曲に選定、’04年は、日米交流150周年記念外務大臣賞を受賞と、国際的な深い共感を背に重責を果たしてきた。その間にも『Ring』や『The Piano』などアルバム制作の手を休めず、初めての日本収録のライヴ・アルバムもリリース。’07年はツアーの一環として東京JAZZにも出演するなど、鍛え抜いたライヴ・パフォーマンスの表現美で聴衆を魅了してきた。最新作は、ヒュー・マサケラやリチャード・ボナらをゲストに、南アフリカ、日本、アメリカで録音した『Moyo』(ビクターエンタテインメント)で、キャリア初のセルフ・プロデュース作品。ブルーノート東京に出演するのは初めて。オフィシャル・サイトは「http://www.keikomatsui.com/」。
The First Annual KEIKO MATSUI Christmas Show
The First Annual 松居 慶子 Christmas Show
2009 12/13sun.
1st Show : Open5:00p.m. Start6:00p.m.
2nd Show : Open8:00p.m. Start8:45p.m.
Keiko Matsui(p,key)
松居 慶子(ピアノ、キーボード)
Jackiem Joyner(sax)
ジャキーム・ジョイナー(サックス)
Kay-Ta Matsuno(g)
ケイタ・マツノ(ギター)
Eric Baines(b)
エリック・ベインズ(ベース)
Chad Wright(ds)
チャド・ライト(ドラムス)
Steve Reid(per)
スティーヴ・リード(パーカッション)
¥7,350(税込)
2009年は東ヨーロッパやアメリカをツアーしながら日本を行き来し激しく旅をした一年でした。でも年末に日本に戻って公演ができることになり本当に良かったです。2010年はアルバムのリリースや西ヨーロッパへのツアー、また日本でも海外でもいろいろなアーティストとコラボレーションしてライヴならではの企画なども考えています。そして南アフリカでワールドカップですよね、コンサートの話があったりと何かが起こせそうな年になると思っています!
ブルーノート東京は初めてですが、友人のミュージシャンが出演するときには観に来ていますし、雰囲気も、また友人達と話す中で演奏することに関しても良い印象を持っていました。今回は『The First Annual Christmas Show』と名付けました。いつもはオリジナルのみですが季節感のある曲も交えたショウにしたいと思っています。いつも一緒に世界中をツアーしているメンバーということもすごく嬉しく、皆で内容を練っています。彼らにとっても新しい曲で、私のアレンジが加わったクリスマスの曲を是非楽しみに!
私は海外でのツアーを通じて音楽は国境を越えられるということを体感しながら演奏しています。私の音楽を知っている方も全く知らない方も、それを感じてもらえたらと思っています。
松居 慶子
スムース・ジャズ界が誇るキーボード奏者。アルバム『ディープ・ブルー』で日本人として初めて全米コンテンポラリー・ジャズ・チャートの首位に輝いた。02年には米大統領の歓迎レセプションに出席、04年には外務大臣表彰を受けている。