1950～60年代のハード・バップ・ジャズへの愛情をこめた新作『Time Pieces』をこの春、リリース。傑出したベース・テクニックと曲作りの才能で幅広いオーディエンスを魅了するカイル・イーストウッドが、自身のグループを率いてやってくる。父親はアメリカを代表する名優・名監督、そしてジャズ・ファンとしても高名なクリント・イーストウッド。少年の頃からジャズに親しみ、'98年のメジャー・デビュー後も、華やかなソロ活動の一方で父親の映画に楽曲提供を続けている。2008年には『グラン・トリノ』の音楽がゴールデングローブ賞最優秀主題歌賞にノミネート。昨年、日本で公開された『JERSEY BOYS』のサウンド・トラックにも貢献したことも記憶に新しい。そんなカイルが、ジャズ・ベーシストとしての真価を発揮する一夜を見逃すわけにはいかない。