マイケルやジャネットを生んだ“世界で最も有名な音楽一家”、ジャクソン・ファミリー。その次男、ティト・ジャクソンが遂に登場する！　’68年にジャクソン5の一員としてメジャー・デビューを果たし、ジャクソンズと改称した後も、卓越したコーラスとギター、気さくなパーソナリティで兄弟たちを支えてきた彼。’84年にはUSAフォー・アフリカの「ウィ・アー・ザ・ワールド」に参加、’95年には息子3人が組んだR&Bグループ“３T”がマイケルのレーベルからアルバムを発表している。そんなティトの、待ちに待ったブルーノート東京初公演。ジャクソン・ファミリーの名曲をはじめとする多彩なプログラムで、ソウルフルでハートウォーミングなステージを繰り広げる。

●ティト・ジャクソンことトリアーノ・アダリル・ジャクソン(Toriano Adaryll Jackson)は、1953年10月15日、インディアナ州ゲイリー生まれ。音楽ファミリーのジャクソン家の次男で、弟のひとりが世紀のポップ・スターになったマイケル・ジャクソン。父ジョセフがギタリストでブルース・バンドのリーダーだったため、男兄弟は皆、家にあるギターをおもちゃ代わりに育った。中でもティトは8歳前後で才能を発揮し、それが父親に“ジャクソン5”を思い立たせるバネになったという。’62年、父親がマネージャーを務め、ジャッキー、ティト、ジャーメインの3兄弟にふたりの援軍を入れ“ジャクソン・ブラザーズ”を結成。’63年にマーロンとマイケルが揃って下積み生活を送るうち“ジャクソン5”を名乗り、’67年にコンテストで優勝することでモータウン・レコードとの契約を獲得。デビュー曲〈帰って欲しいの〉を皮切りに、〈ABC〉〈小さな経験〉〈アイル・ビー・ゼア〉などを全米チャートのトップに上げ、一躍スター・グループの仲間入りをした。それからのティトのキャリアは、“ザ・ジャクソンズ”に名を変え’90年に解散するまでグループと一身一体のままきた。’72年、18歳の結婚は兄弟でいちばん早く、3人の男の子を儲けた。タリ、タリル、TJの3兄弟は、父ティトに倣ってコーラス・グループを結成。’95年のデビュー・アルバムを大ヒットさせてから、ファミリーの法灯を絶やさずにいるのはよく知られている。それに比べ裏方に徹するティトは、ファースト・アルバム『I Gotta play』の発表が’03年、50歳前後で。それを機にソロ活動にも目覚め、’06年12月、丸の内のコットン・クラブでソロ名義の日本初公演。以来、カナダ、英国、スペイン、ジャマイカなどを巡り、ジャクソン・ファミリーのヒット・ソングも演じてきた。ブルーノート東京に出演するのはこれが初めて。オフィシャル・サイトは「http://www.titojackson.com/」。