Message
from Helen Merrill

長年の友人であり、ファンの皆様へ
日本でライブをするといつも、音楽という言語はすべての言語そのものだってことを思い出すの。物語や力強い声は私たちに多くのことを語りかけるわ、でもそれに加えて何か、人と人とを結びつける大きくて説明のつかないものがあるの。パフォーマンスは、それを経験するという意味では教会のよう。国を問わず、どんな曲でもね。
ブルーノートというステキな場所で行われる、私のさよなら公演に来てくれてありがとうございます。
私がはじめて東京を訪れたのは1960年代でした。当時若く、素朴な少女だった私は東京という街に行く事を恐れていました。
しかしそこには、高層ビルも無く、たくさんの美しい、温かく友好的な人たちが待っていてくれました。
私はその全てに心を惹かれ、今でも日本、そして日本の皆さんに関心させられる事ばかりです。
たくさんの愛と、感謝を…。
ヘレン