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"TAKE 6 St. Valentine's day Special" ジャズ&クラシック・ナイト with 新日本フィル @すみだトリフォニーホール

artist TAKE6

REPORT


TAKE 6

photo:K. Miura


公演初日リポート:"TAKE 6 St. Valentine's day Special"
ジャズ&クラシック・ナイト with 新日本フィル
@すみだトリフォニーホール



去る2月14日、「TAKE 6 ジャパン・ツアー2012 "TAKE 6 St. Valentine's day Special" ジャズ&クラシック・ナイト with 新日本フィル」が「すみだトリフォニーホール」で行なわれました。

この公演は当初、昨年5月に開催される予定でしたが、震災の影響で延期されていました。MCの中でメンバーが「2年越しの、待ちに待ったショウだよ」といっていたのは、そのためです。しかし延期されたことにより、ぼくたちファンはバレンタイン・デーというロマンティックな日の夜に、テイク6とオーケストラが織り成す甘美な世界を味わえることになったのです。

第1部はテイク6のア・カペラ・ステージです。彼らが日本のホールに登場するのは約15年ぶりのことだといいます。先日の当ブログでも書かせていただきましたが、現在の6人は誰もがシンガー、パフォーマー、エンターテイナーとして、最高に脂が乗っています。満員のホールに響き渡る歌声の力強さは文字通り、鳥肌ものです。レパートリーは先日の「ブルーノート東京」公演でとりあげたナンバーが中心でしたが、クラブ出演時よりも、よりアクションを大きめにしていたのが印象的でした。

第二部はまさしく“バレンタイン・スペシャル”。新日本フィルハーモニー交響楽団(小松長生・指揮)との共演ステージです。曲によってはキーボード、ベース、ドラムス等も加わりました。ヴォーカル・オーケストラというべきテイク6と、実際のストリング・オーケストラとの共演を体験できる機会は、世界中でも希少です。演目にもアレンジにも趣向がこらされ、「HE NEVER SLEEPS」といった初期の曲から、バス担当のアルヴィン・チーアが書いたという「LULLABY」(途中、「ブラームスの子守唄」が引用されました)、急逝したホイットニー・ヒューストンに捧げた「OVER THE HILL IS HOME」などをしっとりと聴かせてくれました。ホールを埋め尽くしたファンは、“よい音楽にはジャンルの壁などない”ことを、改めて痛感したのではないでしょうか。

3月には新作『ONE』が発売されるというテイク6。「またすぐ日本に戻ってくるよ!」という彼らの言葉を胸に、再会の日を楽しみにしたいものです。

すみだトリフォニーホールでは、フラメンコ界のスーパースター・ギタリスト、ヴィセンテ・アミーゴの公演も予定あり。クラブとホールという2つの異なる環境でライヴの醍醐味を味わえる喜びが、またやってきます!
(原田 2012 2.14)


● 2.14tue.
"TAKE 6 St. Valentine's day Special"
ジャズ&クラシック・ナイト with 新日本フィル
@すみだトリフォニーホール

詳細はこちら

● 3.16fri. Vicente Amigo @すみだトリフォニーホール

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