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KYLE EASTWOOD @COTTON CLUB

artist KYLE EASTWOOD

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KYLE EASTWOOD - カイル・イーストウッド


公演初日リポート:KYLE EASTWOOD @COTTON CLUB


この2月11日から14日にかけて、ブルーノート東京ではカイル・イーストウッドのグループがステージを飾ります。ここでは、2月9日におこなわれたコットンクラブ公演をレポートさせていただきましょう。

メンバーはエレクトリック・ベースと変形ウッド・ベース(別名CZECH-EASE)を弾くカイル、トランペットのグリーム・フラワーズ、サックスのグリーム・ブレヴィンス、キーボードのアンドリュー・マコーマック、ドラムスのマーティン・ケインという、ファンにはおなじみの面々。皆、黒のコスチュームで統一しています。まるでファッション雑誌のモデルのようなメンバーたちですが、やはりひときわ光るのがカイルのハンサムぶりです。といっても優男というイメージではなく、なんともいえない逞しさ、骨太さを感じさせます。ますます父親クリント・イーストウッドの若い頃に似てきたな、という感じを個人的には受けました。

演奏曲は、春にリリースが予定されている新作からのナンバーを中心に、これまでの人気レパートリーや大ヒット映画「硫黄島からの手紙」のテーマ曲「LETTERS FROM IWO JIMA」を織り交ぜたもの。「SAMBA DE PARIS」、「CAFÉ CALYPSO」、「MARCIAC」など、当日演奏された曲名を並べるだけでも、近年のカイルの目指している方向性が伝わってくるようです。かつて『メトロポリタン』というアルバムを発表したカイルですが、彼の音楽に対する意欲はジャンルや国籍を超えて広がるばかりです。今度のニュー・アルバムも、多彩な響き、さまざまなリズムを集めたものになっていることは間違いないことでしょう。

新作発表前に、そこに収められているナンバーがいち早く聴けるのはライヴの場に足を運んだオーディエンスだけが味わえる喜びです。カイルは何年もの間、このバンドを大切に育て、サウンドをまとめあげてきました。ロマンティックでメロディアスなカイル・イーストウッドの音楽。バレンタイン・デイにふさわしい響きが、ここにあります。(原田 2011/2/9)


● 2.11 fri. - 2.14 mon. BLUE NOTE TOKYO
KYLE EASTWOOD
- St. Valentine's Day -

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