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DAVE KOZ featuring JONATHAN BUTLER

artist DAVE KOZ

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デイヴ・コーズ-DAVE KOZ


公演初日リポート:DAVE KOZ featuring JONATHAN BUTLER


今週のブルーノート東京は、まさしく“スター・タイム”です。

あの「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」に輝く全米屈指のエンターテイナー、デイヴ・コーズのステージが繰り広げられているのですから。
しかもスペシャル・ゲストにジョナサン・バトラーが参加しています。ジョナサン・バトラー・・・ご存知でしょうか。’80年代後半に彗星のように登場した南アフリカ出身のギタリスト/シンガーです。「LIES」というヒット曲で名を轟かせました。
そのふたりが2009年秋、東京のクラブで出会う。嬉しいじゃありませんか。

オープニングはデイヴがこよなく尊敬するグローヴァー・ワシントンJr.の当たり曲「JUST THE TWO OF US」。デイヴとジョナサン、楽屋を出たところからいきなり楽器をプレイし、客席を通ってステージにあがります。マイクの前に立ったジョナサンは、あの魅力的な声で、あの甘い歌詞を歌います。そこにそっとテナー・サックスでオブリガート(合いの手)を入れるデイヴ。この1曲で二人は全オーディエンスの心を掴んでしまいました。

あとはもう、響きに身を任せるのみです。ライヴではおなじみの振り付けがついた「HONEY-DIPPED」、そして「TOGETHER AGAIN」とめくるめく世界が続きます。デイヴはテナー・サックス、アルト・サックス、ソプラノ・サックス(いわゆるカーヴド・ソプラノ)を持ち替えながら、激しいアクションも交えてブロウします。「MOON RIVER」では、客席を練り歩いてオーディエンスの目前でメロディを演奏しました。お客さんにとって、この瞬間は永遠に忘れられないものになるに違いありません。

もちろんジョナサンを大きくフィーチャーしたパートもありました。“15年ぶりに来たんだ。当時は髪の毛も黒かったし、やせていた。いまじゃ3人の父親で、孫もいるんだよ”といいながら彼が歌い始めたのは、ボブ・マーリーの「NO WOMAN NO CRY」。まさしく絶唱でした。そしてお約束の「LIES」は客席とのコール&レスポンスを交えて聴かせてくれました。

我が国でのライヴでは必ず日本の曲を演奏するデイヴですが、今回は「赤とんぼ」を披露。そこから「YOU MAKE ME SMILE」になだれ込み、このステージは大団円を迎えました。YOU MAKE ME SMILE・・・たしかにデイヴとジョナサンはクラブじゅうを笑顔で満たしてくれたのです。
(原田 2009/10/28)


● 10/27tue.-10/31sat.
DAVE KOZ featuring JONATHAN BUTLER
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