ライヴフォトで綴るヒストリー | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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ライヴフォトで綴るヒストリー

ライヴフォトで綴るヒストリー

あのレジェンドがすぐそこに
オープン以来、伝説が続く

 初演のトニー・ベネットの公演以降、 ジャズを聴く方なら必ず通ると言っても過言ではない伝説のアーティストが連夜ラインナップ。手の届きそうな距離でのパフォーマンスは圧巻だ。ここではその錚々たる顔ぶれをライヴ写真とともに振り返る。

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1990 8.6 - 8.11
ART BLAKEY
& THE JAZZ MESSENGERS

「モーニン」「ブルース・マーチ」 等、数多くの代表曲を持つ名門グループが登場。若手メンバ ーによる颯爽としたプレイと、円熟の極みにあった御大ブレイ キーのドラム演奏が快い一体感を生み出した。この 2 か月後、ブレイキーはこの世を去った。



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1989 4.17 - 4.29
OSCAR PETERSON

 2007年に亡くなったジャズ ・ピアノの皇帝、オスカー・ピーターソン。 彼もブルーノート東京を愛したひ とりだ。圧倒的な存在感、ドライ ヴ感溢れるプレイは、まさしくジャ ズの王道。老若男女のファンが、 この巨匠の名人芸に酔いしれた。



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1994 11.28 - 12.3
TITO PUENTE'S
GOLDEN LATIN JAZZ ALL-STARS

 "キング・オブ・リズム"ことサルサの王様ティト・プエンテが、お気に入りの若手ミュージシャンと共に登場し、存分にラテン・ジャズを披露したのが、このオールスターズ。モンゴ・サンタマリア等、大物ゲストの参加も話題を集めた。



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1996 5.20 - 5.25
B.B.KING

 世界中のミュージシャンやリスナーから尊敬を集めるブルースの王者、B.B.キングが待望のクラブ出演。深く伸びやかな歌声、コクのあるギター・プレイを手の届くよ うな距離で体感しようと、クラブは熱狂的な雰囲気に包まれた。



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1999 12.13 - 12.19
PAT METHENY TRIO
with LARRY GRENADIER & BILL STEWART

 パット・メセニーの日本初となる公式クラブ公演が実現。憧れのギター・ヒーローを至近距離で聴こうと、溢れんばかりのファンがつめかけた。目の前で展開される美しい音色、驚異的なテクニックの数々に、クラブは興奮のるつぼと化した。



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1996 11.11 - 11.16
TOOTS THIELEMANS QUARTET
with special guest BOBBY HUTCHERSON

 ジャズ・ハーモニカの王者と、ジャズ・ ヴァイブの鬼才が遂に日本で出会った。2人が歩んできた幅広い道のりを反映したかのような充実のアドリブ・ソロ、息の合ったアンサンブルは圧巻。超満員のファンが、世界的にも稀少なコンビネーションに酔いしれた。



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1996 3.18 - 3.23
NATALIE COLE

 アルバム『アンフォゲッタブル』が全世界で1,500万枚の売り上げを記録したディーヴァ、ナタリー・コールが遂に初登場。ジャズ、R&Bなど幅広いレパートリーを歌い、スケールの大きなステージを展開した。



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1988 12.1 - 12.5
MILT JACKSON,
KENNY BURRELL & DEE DEE BRIDGEWATER

 "モダン・ジャズ・カルテット"でもたびたび出演した天才ヴィブラフォン奏者ミルト・ジャクソン、ジャズ・ギターの名手ケニー・バレル、実力派シンガーのディー・ディー・ブリッジウォーターが、新店舗のオープニングに出演。3人の共演は日本で初めてだったうえ、世界でも例のない特別なものだった。



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2003 9.22 - 9.27
MILTON NASCIMENTO

 "ブラジルの声"と呼ばれる国民的スターであり、ウェイン・ショーターをはじめジャズ・ ミュージシャンとの共演も多いミルトン・ナシメントの稀少なクラブ公演。魂を揺さぶる歌声と雄大なサウンドが場内を感動で満たした。



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2000 7.2 - 7.6
SADAO WATANABE
meets JACKIE McLEAN

 日本のジャズ界をリードし続ける渡辺貞夫が、「レフト・アローン」の名演で知られる故ジャッキー・マクリーンと待望の共演。クラブならではの親密な空間で、息の合ったアルト・サックス競演を展開した。



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01. JOE SAMPLE & THE SOUL COMMITTEE featuring STEVE GADD 1995 5.22 - 5.27 / 02. ROY HAYNES GROUP 1998 5.25 - 5.30 / 03. NILE RODGERS OF CHIC featuring SYLVER LOGAN SHARP with special stars OMARHAKIM,JERRYBARNES & KATREESE BARNES 1997 10.6-10.11 / 04. ELVIN JONES JAZZ MACHINE 1991 2.11 - 2.16 / 05. CHUCHO VALDÉS QUINTET 2000 4.17 - 4.22 / 06. LARRY CARLTON & STEVE LUKATHER 2001 4.2 - 4.7 / 07. NANCY WILSON 1989 3.6 - 3.11 / 08. RETURN OF THE BRECKER BROTHERS 1992 9.7 - 9.12 / 09. MAKOTO OZONE TRIO 1998 4.6 - 4.11 / 10. EDDIE PALMIERI'S AFRO CARIBBEAN OCTET 1992 8.17 - 8.22 / 11. JIMHALL,RON CARTER DUO 1993 11.8-11.13 / 12. SERGIO MENDES & BRASIL'88 1988 12.5 - 12.17 / 13. JOE ZAWINUL & THE ZAWINUL SYNDICATE 2003 10.12 / 14. JOE PASS 1990 6.18-6.23 / 15. TOSHIKO AKIYOSHI JAZZ ORCHESTRA featuring LEW TABACKIN with special guest TERUMASA HINO 2003 11.24 - 11.29 / 16. THE DAVID SANBORN GROUP 1993 11.22 - 11.27 / 17. HELEN MERRILL 1996 9.30 - 10.5 / 18. CHARLIE WATTS & THE TENTET 2001 10.29 - 11.3

進化とともに 起こす
ムーヴメント

text = Masaaki Hara

2004 - 2018
The Second 15 Years

 ブルーノート東京がオープンから15年目を迎えた2003年は、ジャズの世界に新たな流れが起き始めた時期でした。前年にハービー・ハンコック、マイケル・ブレッカーとのアルバム『ディレクショ ンズ・イン・ミュージック』でグラミーに輝いたトラ ンペッターのロイ・ハーグローヴは、RHファクターを結成して『ハード・グルーヴ』をリリースします。ディアンジェロやエリカ・バドゥらがネオ・ソウルという潮流を生んだ現場に深く関わったハーグローヴによるRHファクターは、後にロバート・グラスパー・エクスペリメントの『ブラック・レディオ』が登場する重要な道筋を作ったと言えます。

 ヒップホップやR&Bはもとより、ロックやエレクトロニック・ミュージックも幅広く聴いて育ってきた世代のジャズ・ミュージシャンが本格的に台頭してきたのが、この15年間のジャズに見られた特徴でした。彼らは、ジャズという基盤の上に果敢に新たな表現とアイディアをもたらしたのです。そして、ジャズを聴く新しいリスナーも生み出していきました。それはムーヴメントと言っていいでしょ う。ブルーノート東京は、この「ジャズの新世代」をいち早く紹介して、ムーヴメントの一翼も担ってきました。

 『ブラック・レディオ』で幅広いリスナー層にアピールをしてブレイクしたグラスパーも、グラミー受賞直後にブルーノート東京で公演をしたエスペランサ・スポルディングも、ケンドリック・ラマーを魅了したカマシ・ワシントンも、ワンマンパフォーマンスで世界中を驚かせたジェイコブ・コリアーも、何れもが注目を集めるタイミングで素晴らしいステージを披露し、現在のジャズが持つ魅力を伝えてくれました。そして、こうした公演には、多くの若いお客様にお越しいただいたことも変化の表れでした。

 また、「ジャズの新世代」は、ジャズがワールドワ イドに拡がる多様性を持った音楽であることを示しました。多国籍のミュージシャンの集まりであるスナーキー・パピー、オーストラリアのメルボルンから登場したハイエイタス・カイヨーテ、イギリスのマンチェスターから登場したゴーゴー・ペンギンなどは特に大きな人気を得ました。そして、アメリカのジャズ・シーンにおいても、イスラエルやインドなど、非西洋圏の国々をルーツに持つミュージシャンの活躍が見られます。

 それは、上原ひろみや黒田卓也ら、アメリカで活動を続ける日本人ミュージシャンが登場してきたことにも繋がっています。その活躍は、ジャズという共通言語が世界中に拡がり、有能な才能を見いだすチャンスも高まっていることを示しているでしょう。「ジャズの新世代」のその次も、そのまた次も登場し始めています。ブルーノート東京では、シーンを牽引していく可能性を秘めたアーティストたちを紹介する"The EXP Series"で、新たな才能も積極的に紹介してきました。

 30周年を迎えたブルーノート東京はジャズの拡がりの中にあります。ジャズ100年の歴史が振り返られた今年は、ジャズが前に歩みを進めていく 転換期でもあるでしょう。歴史を知り、レジェンドと呼ばれるアーティストたちの功績を讃えると共に、ジャズという新たな才能の宝庫を、ブルーノート東京はこれからも大切にしていきます。

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01. ROBERT GLASPER TRIO 2017 12.29 - 1.3 / 02. 黒田卓也/J-SQUAD 2017 8.2 / 03. JACOB COLLIER presentedby Quincy Jones Productions 2017 9.25 - 9.26 / 04. SNARKY PUPPY 2017 4.16 - 4.18 / 05. KAMASI WASHINGTON 2015 10.30 - 11.1 / 06. HIATUS KAIYOTE 2016 5.25 - 5.26 / 07. CHICK COREA Rendezvous in TOKYO Vol.1 DUET with HIROMI UEHARA 2007 9.24-10.3 / 08. MOONCHILD 2018 5.13 - 5.14 / 09. GOGO PENGUIN 2018 2.19 - 2.21 / 10. ESPERANZA SPALDING -Chamber Music Society- 2011 2.16 - 2.19

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2014 9.4
HERBIE HANCOCK
--One Night Premium Live--

 ヒップホップやクラブ・ミュージック界からも絶大なリスペクトを受けるカリスマ・キーボード奏者が、その黄金のキャリアを90分間に凝縮。「ウォーターメロン・マン」、「カメレオン」、「ロックイット」など次々と登場する定番の数々に、クラブは興奮のるつぼと化した。



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2015 3.20 - 3.23
BOBBY McFERRIN

 ジャンルを超えた活動を続ける"ヴォ ーカルの魔術師"が、スピリチュアル~アメリカーナ的音作りを追求したアルバム『スピリチュオール』を携えて登場。幅広い声域を自在に駆使しながら、「ジェリコの戦い」など数々の古典的ナンバーを蘇らせた。



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2008 9.2
SLY& THE FAMILY STONE

 ' 60年代から'70年代にかけて音楽シーンに革命を起こした天才、スライ・ストーン。2005年に奇跡の復活を果たした彼が"スライ&ザ・ファミリー・ストーン"を率いて初来日! 「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」など不朽の名曲でファンの心を熱くした。



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2009 12.28 - 12.31, 2010 1.2 - 1.5
A special party for the Grand Year-End of 2009
& welcoming in a Happy New Year 2010 with

INCOGNITO

 ブルーイ率いる大人気ジャズ・ファンク~アシッド・ジャズ・ユニット、インコグニートが飛び切りのイヤー・エンド/カウントダウンを開催。ファンキー&ダンサブルなサウンド、エンターテインメント性たっぷりのステージングで満員の会場を大いに盛り上げた。



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2010 2.17 - 2.22 (2.21OFF)
HANK JONES
"THE GREAT JAZZ TRIO"

 1930年代から第一線に立ち続けたジャズ・ピアノの至宝が他界3か月前に出演し、若手ミュージシャンと共に心暖まるステージを展開。スタンダード・ナンバーを中心とした選曲、磨き抜かれたピアノ・タッチでアコースティック・ジャズの魅力を伝えた。



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2013 9.1
GEORGE BENSON

 「ブリージン」「ギヴ・ミー・ザ・ナイト」で一世を風靡したワン&オンリーのエンターテイナーが、まさかのクラブ・ギグを開催。さらに深みを増した歌声、色あせないギター・テクニック。スーパースターの至芸を間近で体験できる特別な一日となった。



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2013 7.28
QUINCY JONES
The 80th Celebration Live Gala Party

 マイケル・ジャクソン等の大ヒットを手がけた米国ポピュラー音楽界の超大物プロデューサーが、生誕80周年ライヴのため緊急来日。大御所パティ・オースティンや若手アルフレッド・ロ ドリゲスなど才人が世代や国籍を超えて集まり、"ボス"の偉業を讃えた。



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2012 12.17 - 12.20
MARIA SCHNEIDER ORCHESTRA

 現代ジャズ・アンサンブルの頂点に立つオーケストラが初来日。色彩感豊かなハーモニーやメロディ、創造力に富んだリズムやアドリブ・ソロで満場を魅了した。この2年後、デヴィッド・ ボウイの楽曲「Sue (Or In A Season Of Crime)」に全面協力している。



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01. Blue Note Tokyo 30th Anniversary presents MICHEL LEGRAND TRIO 2018 7.6 - 7.9 / 02. AKIKO YANO TRIO featuring WILL LEE & CHRIS PARKER 2018 8.24 - 8.25, 8.27 - 8.28 (8.26OFF) / 03. CHAKA KHAN 2014 9.3 - 9.10 / 04. PATTI AUSTIN meets GORDON GOODWIN'S BIG PHAT BAND 2008 1.31 - 2.5 / 05. DIONNE WARWICK 2009 12.14 - 12.16 / 06. RYUICHI SAKAMOTO| Trio in Association with THE MET EXHIBISION in TOKYO / 2012 11.29 / 07. HUGH MASEKELA 2013 3.17 - 3.18 / 08. CHICO & THE GYPSIES 2017 11.23 - 11.26 / 09. HERB ALPERT & LANI HALL 2015 9.4 - 9.7 / 10. SAMMOORE-PremiumSoulLegendNights- 2006 11.13 - 11.17 / 11. PHIL WOODS QUINTET featuring BRIAN LYNCH, BILL MAYS, STEVE GILMORE & BILL GOODWIN 2011 3.26 - 3.27 / 12. THE RESIDENTS-InbetweenDreams- 2017 3.21 - 3.23 / 13. VANESSA WILLIAMS -AN EVENING with VANESSA WILLIAMS 2004 11.14 - 11.18 / 14. FOURPLAY 2015 9.17 - 9.19 / 15. BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA directed by ERIC MIYASHIRO with special guest ARTURO SANDOVAL 2014 1.6 - 1.7 / 16. RICHARD BONA & MANDEKAN CUBANO 2017 10.28 - 10.31 / 17. TOWER OF POWER"50th Anniversary Celebration" 2018 8.29 - 8.30, 9.1 - 9.3 (8.31OFF) / 18. CANDY DULFER with special guest SHEILA E. 2009 5.6 - 5.11 / 19. LEE RITENOUR & DAVE GRUSIN 2008 9.26 - 9.29 / 20. JORGE BEN JOR 2014 7.21-7.23 / 21. 忌野清志郎 完全復活祭 追加公演前夜の晩餐 2008 2.18 22. ASHFORD & SIMPSON 2009 11.19 - 11.22

photography [ live ] = Great The Kabukicho, Kenji Miura, Makoto Ebi, Shigeru Uchiyama, Takuo Sato, Tsuneo Koga, Yasuhisa Yoneda, Yuka Yamaji

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